@muchikinのブログ

みんなの幸せが僕の幸せ

人は静かに突然溺れる

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水の事故、特に小さい子供のニュースは子を持つ親として目にするたびに胸が締め付けられます。

togetter.com

我が家は下の子も6歳になりお風呂も一人で入ってくれたり手がかからなくなってはきましたが、改めて水場では目を離さないように気を付けなければいけないと思いました。

さて、夏になると上記のような悲しい事故がどうしても増えてしまうわけですが、誰もいない川や海やプールに一人で泳ぎに行くわけでもないのになぜ周りの人は助けられないのか?(河原で大勢でバーベキューしている横で少年が溺れた事故もありました)

について過去の経験から少しヒントを。

溺れたY君

子供の頃は宮崎のド田舎に住んでまして、泳ぐ時はもっぱらそこら辺の川でした。いくつかポイントがあって、流れの速いとこ、深いとこ、魚がいるとこ、飛び込めるとこ、などなどその日の気分で泳ぎ分けたりハシゴしたりするわけです。当然監視する大人もいませんが慣れた場所だしみんな野生児よろしく大きな事故もなくワイルドライフを楽しんでおりました。

そんな中、近所の友人と自分含む4人で適当な川で泳いでいた時のこと。その川は流れは穏やかで深さは当時小学生だった自分たちの身長より少し深いくらい。他の川に比べればスリルは全くなく、水浴び程度でキャッキャウフフしてました。後輩のY君が溺れるまでは。

川幅はかなり狭く、4人密集してジャバジャバしてる感じでしたが、急にY君が静かになったかと思ったら川面に顔だけ出してパクパクと呼吸をしていたのです。金魚が餌を求めて水面でパクパクしてるところを想像してもらったら大体そんな感じです。みんななぜかその様子がツボに入ってしまって大爆笑。Y君は表情を変えず同じ動きを続けるのでこちらとしては笑いが止まりません。が、ひとしきり笑った後にY君がトプンと水面から沈んだのです。瞬時に「ヤバい」と悟った3人でY君を引き上げたところ水を吐き出し号泣。彼は溺れていたのです。突然、静かに、みんなの目の前で。急に片足が動かなくなり、川底にも足が届かずパニックになったとのこと。その時初めて、人は溺れる時には助けを求める余裕がなくなるということを知りました。更に、人は溺れると口や鼻が呼吸に集中するようになるので声を出す余裕がなくなるという話も後日聞きました。(「本能的溺水反応」と言います。)

こびり付いたイメージ

溺れるというと冒頭のイラストのようなイメージを思い浮かべませんか?(もちろんこうやって溺れる人もいるのかも知れませんが)これから夏に向けて海や川に行った時に痛ましい事故が起きないためにも、少しだけ頭の隅に置いておいて欲しいお話でした。以上。